ムカデ

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ムカデの巣での生態

この害虫の巣は落ち葉の下や水場の近くにある石の下などです。ムカデは夜行性ですので、日中は巣でじっとしており、日が落ちると活動を始めます。なぜ家の中に侵入してくるのかと言うと、エサとなるゴキブリやクモなどの昆虫がいるからです。ムカデの移動距離は一晩で80mとも言われていますので、近くに巣が無い家にもエサを求めて侵入してきます。またムカデの寿命は平均でも7年〜10年ですので、一度でも餌場にされてしまうと、何回も侵入による被害に悩まされることになります。卵を産んだメスのムカデは捕食活動することなく、巣の中で孵化するまでの期間じっとして過ごし、子供が脱皮して動けるようになると、一緒に巣から出て食べ物を探し始めます。昔からムカデはつがいで行動すると言われていますが、正確には親子で行動することがあるということです。
この害虫は群れをなすことはありませんので、家の中に次々出てくる場合は、自宅がムカデにとって快適空間になっているということの現れです。これを放置しておくと、噛まれる危険がありますので、早急に改善しましょう。その際に大切なのが、駆除することよりも侵入させないことが重要です。

ムカデは巣で繁殖する

ムカデは繁殖活動の度に交尾するのではなく、オスが精子の入った袋をメスに渡し、それを基として半年間も産卵することが出来ます。
メスのムカデは一回に平均20~30個の卵を産み、孵化して2回脱皮するまでの約3ヵ月間はつきっきりで子供の面倒を見ます。
なぜ付きっ切りになるのかと言うと、ムカデの卵は乾燥に弱く、対策する時もその辺りの習性が鍵になります。ムカデの卵は常に母親に守られていますので、成虫になる割合が他の虫と比較して高くなっています。その代わりという訳ではありませんが、成虫になっても脱皮がうまくいかず命を落としたり、脱皮途中で天敵に食べられることもあります。
ムカデの繁殖時期は個体により若干異なるのですが、5月から7月で、子供が独り立ちするのが9月から10月ですから、対策するのに適しているのは、2月〜3月か7月〜8月ということになります。
この害虫の巣での繁殖過程を紹介しましたが、対策するにしても巣の場所が分からないとどうしようもありません。屋内に限っていえば、浴室や外壁の隙間、床下などが一時的な巣になっている可能性があります。

ムカデによる被害

ムカデは少しの刺激でもすぐに噛みついてくるとても危険な虫です。ムカデに噛まれると、激しい痛みと痒み、しびれ、灼熱感や発赤、紅斑が局所に現れるという特徴があります。重症になると咬傷部の潰瘍化などやリンパ管炎、リンパ節炎が起こってしまう危険性もあります。ただし、症状はムカデの種類というよりかは、その人個人個人の体質や噛まれた時の状況の違いなどにもよるようです。
全身症状としては、発熱や頭痛、嘔吐やめまいなどがありますが、ほとんどの場合は、局所症状のみですむケースが多いといわれています。そして、稀にアナフィラキシー症状の出る場合もあるため、重症の場合は、一刻も早く医師の診断を受ける必要があります。そういった知識をみにつけておくようにしましょう。
ムカデが特に多く見られるのが梅雨の時期になります。5月~7月頃までが多く見られ、猛暑となる8月頃には身を潜め被害は少なくなるといわれています。なので、ムカデの活動時期になると被害に合う可能性が高くなります。
ムカデは5月~7月の時期になると多く発生し、それと同時に被害の件数も多くなっていく傾向にあります。
ムカデによる噛まれたりなどの被害ももちろん危険ですが、もう1つ危険なことがあります。それは、ムカデが餌にしている害虫である、ゴキブリによる被害になります。ムカデは餌であるゴキブリを探しているため、ムカデが家で発生したということは家の中でゴキブリが発生している可能性も高くなるということになります。そうなると、ムカデだけではなくゴキブリによる害虫被害も同時に起こってしまう可能性があるということになります。ゴキブリの発生を防ぐことによって必然的にムカデを家に寄せ付けないということにも繋げることができます。ゴキブリは食べかすなどを求めて行動する害虫になります。特に活動時期はムカデと重なっているため、ゴキブリに対しての予防対策もムカデに対して対策してるとも言えます。

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