タヌキ

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タヌキ

タヌキの特徴・生態

・日本には本州・四国・九州に生息しているニホンタヌキ(ホンドタヌキ)と、北海道に生息するエゾタヌキの2種類が生息しています。
・体の大きさは、頭胴長で50~60センチメートル、尻尾を入れると60~80センチメートル程です。体重は3~5キロほど。
・イヌ科に属するため、鼻の長い顔つきや足跡がなんとなくイヌに似ています。 単独または家族単位で行動し、縄張りは持ちません。また複数のタヌキが一定の場所に「ため糞」をするという習性があります。
・昆虫やミミズ、果実・堅果、種子類や穀物のほかに、爬虫類や甲殻類、小動物、死骸や生ごみ・ドックフード等も食べます。

タヌキによる害

【騒音】
木登りできるタヌキは、屋根裏に侵入してそのまま住み着いてしまうことがあります。また、タヌキが寝床を作りやすい床下に住み着くことも少なくありません。屋根裏や床下で夜な夜な動き回るタヌキの足音は、不眠にもつながりかねない騒音です。
そのうえタヌキは集団で行動する動物であり、子どもが産まれると足音はさらに大きくなります。

【悪臭】
タヌキは常に1ヶ所で排泄する「ため糞」をする習性があり、1頭が糞尿をする場所を決めると他のタヌキもそこで糞尿をするようになります。その結果、リビングやキッチンにまで強烈な悪臭が漂ってくるようになります。

【家屋への被害】
タヌキのため糞が原因で天井や柱が腐敗したり、天井にシミができたりするケースもめずらしくありません。最悪の場合は天井が抜け落ちることもあり、そこまで被害が進んでしまうと駆除だけでなくリフォームも検討が必要になります。

【農作物への被害】
雑食であるタヌキは基本的に何でも食べますが、とくに糖度の高いトウモロコシやサツマイモ、ミカンといった野菜や果物を好んで食べます。農業を営む方はもちろん、家庭菜園で野菜や果物を育てている方も非常に頭を悩ませています。

【健康被害】
タヌキにはヒゼンダニというダニが寄生していることがあり、このヒゼンダニが人に寄生すると「疥癬症(かいせんしょう)」という皮膚病を引き起こします。疥癬症にかかると腹部・胸部・大腿内側などに激しいかゆみが生じ、完治するまでに数週間~2ヶ月を要します。
疥癬症は人だけでなく、犬や猫などのペットにも感染する恐れがある病気です。とくに同じイヌ科である犬が感染する可能性が高く、注意が必要です。

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