アライグマ

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アライグマ

アライグマの生態

【生息地域】
日本では47都道府県で存在が確認されています。アライグマによって農業被害が生じる可能性は、日本全国どこにでもあるということです。

【繁殖力】
アライグマは繁殖力が強く、1回の出産で3~6頭の子供を産み、2年で性成熟します。日本には猛禽類等の天敵がいないため、人間に捕まらない限りは増えていく一方です。

【行動】
アライグマは夜行性のため、夜に農作物を荒らします。泳ぎがうまいため、川などの水場に囲まれた農場であってもアライグマが流入する可能性があります。昆虫・両生類・爬虫類を分け隔てなく基本なんでも食べるため、地域の生態系などにも重大な影響を与えます。魚を食べることも多く、数百万円の錦鯉が食べられてしまったという事例もあります。

【性格】
可愛い見た目とは裏腹に凶暴な動物です。狩猟犬を逆に噛み殺したり、ペットの犬を襲ったり、もちろん、駆除しようとした人間に対して噛み付くこともあります。なお、噛まれたり引っかかれたりした場合には、感染症の危険性もあるのですぐ病院へ受診してください。

アライグマの害

【狂犬病】
北米原産であるアライグマは「狂犬病」のキャリアとして知られています。発症するとほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。なおアライグマは狂犬病に感染しても、他の感染した哺乳類より長く生き続けます。アライグマに不用意に近づいたり接触するのは絶対に避けましょう。

【ダニ】
アライグマに付着している「マダニ」は、感染症を引き起こすことがあります。アライグマを介してマダニに刺されたとしても、必ず感染症にかかってしまうわけではありません。仮に発症したとしても、適切な治療を受けることで回復することがほとんどです。
しかし、重篤化して死亡するケースもあるため油断はできません。マダニが原因の重篤な感染症として有名なのが「重症熱性血小板減少症(SFTS)」です。これに罹ると、
発熱
下痢
皮下出血
意識障害等
を発症する場合があります。

【農作物への被害】
農作物を食べたり荒らしたりと被害も多く、被害額もかなり大きくなってしまいます。

【その他菌類】
日本脳炎ウイルス
カンピロバクター
サルモネラ菌など
もアライグマから検出されています。

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