イタチ

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イタチ

イタチの生態

【イタチの生活スタイル】
イタチは日中に活動することもありますが、基本的に夜行性です。そのため家の中に侵入すると、人が寝静まる頃にドタバタと屋根裏を走り回り、住んでる方を不安に陥れ、ストレスの要因となります。
野生動物の多くは冬になると冬眠をしますが、イタチは冬眠をしません。寒い雪の中でも活発に活動しているところが目撃されることもあります。
イタチは基本的に単独で生活を行います。基本的にツガイで行動することはないので、複数のイタチを見かけたら子イタチの可能性があります。ニホンイタチはメスのみが育児しますが、シベリアイタチはオスも育児を手伝います。

【イタチの繁殖】
イタチの繁殖期は年に1回で、3月~5月頃の暖かくなってきた頃に交尾をし、その1ヶ月後に平均で5、6頭(最大で8頭ほど)出産。(ニホンイタチで3~4頭、シベリアイタチで5~6頭を産みます。)子育て期間は2、3ヶ月ぐらいで、生後70~80日ぐらいで大人と同じぐらいの体重になります。8月頃には親と別れて子どもたちだけで行動するようになり、10月下旬頃から単独生活をします。
また、産まれて1年目で繁殖が可能になります。つまり、産まれて翌春には繁殖可能ということです。
オスが行動圏が広く、そこにいたメスと交尾します。(一夫多妻で、複数のメスとの間に子どもを作る。)
イタチが家の屋根裏に侵入しねぐらとしてしまった場合、断熱材を荒らされたり糞などの被害が発生します。繁殖期でイタチの数が増えてしまう前に対策を取る必要があります。

【イタチの鳴き声】
「キーッ!キーッ!」や「クククク!」と非常に甲高い声で鳴きます。想像以上に鳴き声は大きく屋根裏などで鳴かれると
睡眠障害にもなり得ません。

【イタチの食性】
イタチは基本的に肉食よりの雑食性で、主に肉食を好み、ネズミなど小型のほ乳類や鳥類を捕食します。他にも卵や雛、昆虫類やカエルなどの両生類も食べます。水に入り、ザリガニやカニなどの甲殻類や魚類を食べることがあります。また、ヤマグワやサクラ、ヤマブドウ、マタタビの実などの植物質のものも食べることもあります。
家屋や庭に侵入した場合、家畜のニワトリやウサギ、またペットの子犬や子猫が襲われることもあります。

【イタチの臭いとは】
イタチはスカンクに似た臭腺を肛門の周りに持っています。
そのため、外敵に襲われると、この腺から強い悪臭が放出され「イタチの最後っ屁」、さらに臭くなるのです。
服につくと何日も臭いが残ります。
つまり、イタチの近くに行く場合は重ね着(防護服)を着用することです。

イタチによる害

・わずかな隙間があれば入り込み、壁を登る能力の高いイタチは、軒下や天井裏などの家屋の中、物置に棲みつくことがあります。
・糞を一ヵ所にまとめてする習性があるので、家屋の中に入られると、溜まった糞尿の悪臭と寄生虫など衛生上の問題が出てきます。
・天井裏に棲みついた場合は、夜中などに走り回り騒音を出すことがあります。
・グラスウールなどの断熱材をほぐして、巣を作ることがあります。屋根裏が荒らされます。

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