もくじ
アリの生態
アリはこんな昆虫
アリは、生態分類学上ではハチの仲間に分類される昆虫です。日本だけでも280種類以上が確認されています。*体長は3~30ミリ程度と、種類によって幅があります。体色も黒色だけではなく、赤や茶などの体色を持つものもいます。
*発生時期は6〜11月頃で、発生するとミツバチなどと同じく巣を作り、女王アリ・働きアリ・兵アリに別れて行動します。
アリとシロアリの違い
・アリ
【触覚】→折れ曲がっている
【羽】→後ろより前の羽の方が大きい、羽は簡単に取れない
【身体】→くびれがある
【住宅への食害】→家屋の木材は、食べない
・シロアリ
【触覚】→真っ直ぐで数珠状
【羽】→前後どちらも同じ大きさ羽が取れやすい
【身体】→くびれがない
【住宅への食害】→家屋の木材を餌とし家屋の状態を悪化させる
アリによる被害
家屋への侵入
アリは体が小さいため、家屋のわずかな隙間から侵入します。家屋に侵入すると砂糖や油などの食品に群がり、食害を起こします。強い顎を持ったアリが、お菓子の入った袋を食い破ることもあります。
家電や自動車に侵入
トビイロケアリなどは家屋だけでなく家電製品や自動車の中に侵入し、巣を作ることがあります。また、家電製品内部のコードなどを咬んで断線させ、故障や漏電などを引き起こすこともあります。
※外来種のアリに要注意※
アリにも様々な種類がいます。外来種となると生態系を破壊したり、人に攻撃をしたりする危険な種も居ます。見つけても近づかないようにしましょう。
アルゼンチンアリ
体色が茶褐色で体長は2〜3ミリ程度と細身のアリです。強い繁殖力を持つためすぐに大量発生し、植木鉢やプランターの下、コンクリートの隙間など、場所を問わず巣を作ります。群れを作って素早く動き回るのが特徴で、攻撃的な性格で小さな顎で咬んでくることがあります。冬眠しない。
ヒアリ
攻撃的で毒針を持った外来種のアリです。体色は赤褐色をしており、全体にツヤがあります。体長は2.5~6ミリとばらつきがあります。公園や畑など開けた環境に生息し、巣を作ります。強い毒を持っているため、刺されると患部に激しい痛みを感じ、場合によっては蜂毒と同じアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。
コメント